夜中に「フガフガ…」と苦しそうな音がして、赤ちゃんが何度も起きてしまう。赤ちゃんの鼻づまりで寝れない夜は、見ているママ・パパもつらいですよね。「どうしてあげたらいいの?」「病院に行くべき?」と、暗い部屋でスマホを握りしめて検索している方も多いと思います。
この記事では、赤ちゃんが鼻づまりで寝れない理由と、おうちで今夜からできるケア、寝かしつけのときの工夫、そして医師に相談したいサインの目安をまとめました。できることから一緒に試していきましょう。
赤ちゃんが鼻づまりで寝れないのはなぜ?
結論からいうと、赤ちゃんは大人よりも鼻がつまりやすく、しかも口で息をするのがまだ上手ではないからです。
赤ちゃんの鼻はとても狭い
赤ちゃんの鼻の穴や鼻の奥の通り道は、大人に比べてとても細くなっています。そのため、少しの鼻水や粘膜のむくみでも空気の通りが悪くなりやすいんです。風邪のときだけでなく、部屋の乾燥や気温の変化で鼻がつまることもあります。
口呼吸にまだ慣れていない
特に生後間もない赤ちゃんは、鼻で呼吸することが基本です。鼻がつまると息苦しさを感じやすく、眠りが浅くなったり、何度も目を覚ましたりします。授乳中も鼻で息をしながら飲んでいるので、「飲みたいのに苦しくて飲めない」とぐずる原因にもなります。
横になると鼻水がたまりやすい
日中は機嫌がいいのに、夜になると苦しそうになる…というのもよくあることです。横になると鼻水がのどや鼻の奥にたまりやすく、つまった感じが強くなるためと考えられています。
おうちでできる鼻づまりケア
鼻づまりを和らげるポイントは「鼻水をやわらかくする」「たまった鼻水を取る」の2つです。

部屋の湿度と温度を整える
乾燥すると鼻水が固まり、さらにつまりやすくなります。加湿器を使ったり、濡れたタオルを部屋に干したりして、湿度を保つのがおすすめです。目安としては湿度50〜60%前後といわれることが多いので、湿度計があると安心ですよ。加湿器はカビや雑菌が増えないよう、こまめにお手入れしてください。
蒸気やお風呂で鼻水をやわらかくする
お風呂に入ると、湯気で鼻水がやわらかくなり、出やすくなります。熱がなく元気なら、入浴後のタイミングで鼻水を取ってあげるとスムーズです。蒸しタオルを鼻の近くに当てる方法もありますが、やけどをしないよう、必ず大人の手で温度を確かめてから使いましょう。顔を覆ってしまわないよう注意も必要です。
鼻水を吸ってあげる
たまった鼻水は、鼻水吸引器で取ってあげると呼吸がラクになることがあります。ただし、ノズルを奥まで入れすぎない、強く長く吸い続けない、1日に何度も吸いすぎないなど、赤ちゃんの鼻の粘膜を傷つけないことが大切です。嫌がるときは無理をせず、短時間で終わらせてくださいね。
手動タイプで吸いきれないときは電動タイプを検討するご家庭も多いです。ただし、音の大きさや価格、お手入れのしやすさなど、家庭によって向き・不向きがあります。タイプごとの違いは、電動鼻水吸引器の選び方をまとめたこちらの記事で紹介しています。
市販の点鼻薬は自己判断で使わない
大人用の点鼻薬や鼻づまり用のシールなどは、赤ちゃんに使えないものもあります。生理食塩水の点鼻などを勧められることもありますが、使ってよいか・どう使うかは、小児科医や薬剤師に確認してから試してください。
鼻づまりで寝れない夜の寝かしつけの工夫
鼻づまりの夜は「いつも通りに寝かせる」より、「少しでもラクな状態を作る」ことを優先してみましょう。

縦抱きでしばらく落ち着かせる
横になると苦しそうなときは、縦抱きにすると鼻水が流れやすくなり、落ち着くことがあります。ウトウトしてきたら、そっと布団へ移してあげましょう。
なお、寝かせるときに枕やタオルを重ねて頭を高くする方法を見かけることもありますが、赤ちゃんの寝床に柔らかいものを置くと、顔が埋もれる危険があるといわれています。寝るときの姿勢や環境は、仰向けで、周りに物を置かないのが基本です。どうしても寝床で工夫したい場合は、かかりつけの医師に相談してみてください。
授乳やミルクは少量ずつこまめに
鼻がつまっていると、一度にたくさん飲むのが難しくなります。途中で休憩をはさんだり、量を少なめにして回数を増やしたりすると飲みやすくなることがあります。授乳前に鼻水を取っておくのもひとつの方法です。
大人も「交代で休む」を意識する
鼻づまりの夜は、どうしても細切れ睡眠になりがちです。パートナーと交代で見守る、日中に少しでも横になるなど、大人が休むことも大切なケアのひとつです。「今夜はうまく寝かせられなくても仕方ない」と割り切ることで、気持ちがラクになることもありますよ。
こんなときは早めに医師に相談を
鼻づまりの多くは、おうちでのケアで様子を見られることもありますが、次のような様子があるときは、早めに小児科を受診したり、医師に相談したりしてください。以下はあくまで目安の一例です。

- 呼吸が速い、ゼーゼー・ヒューヒューと音がする、息をするたびに胸やみぞおちがへこむ
- ミルクや母乳をほとんど飲めない、おしっこの回数が明らかに少ない
- ぐったりしている、顔色が悪い、機嫌がずっと悪い
- 生後3か月未満で熱がある
- 高い熱が続く、耳をしきりに触る・痛がる
- 鼻水や鼻づまりが長く続いて、なかなか良くならない
夜間や休日に「受診したほうがいいのか分からない」と迷ったときは、子ども医療電話相談(#8000)で相談できる地域もあります。ひとりで抱え込まず、専門家の意見を聞いてみてくださいね。
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まとめ
赤ちゃんが鼻づまりで寝れないのは、鼻の通り道が狭く、口呼吸にもまだ慣れていないためです。今夜からできることを振り返ってみましょう。
- 加湿や入浴で鼻水をやわらかくする
- 鼻水吸引器でやさしく鼻水を取る(奥まで入れすぎない・吸いすぎない)
- 苦しそうなときは縦抱きで落ち着かせ、寝床は仰向け・物を置かないのが基本
- 授乳は少量ずつこまめに
- 呼吸が苦しそう、飲めない、ぐったりしているなどのときは早めに医師に相談
鼻水ケアのグッズ選びで迷っている方は、電動鼻水吸引器のおすすめの選び方をまとめた記事も参考にしてみてください。タイプ別の特徴や、どんな家庭に向いているかを比較しています。
眠れない夜は本当に長く感じますが、ママ・パパが無理をしすぎないことも大切です。できることを少しずつ試しながら、赤ちゃんと一緒に乗り越えていきましょう。


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