2歳が歯磨きを嫌がる理由は?仕上げ磨きがラクになる工夫7つ

2歳が歯磨きを嫌がる理由は?仕上げ磨きがラクになる工夫7つ

「歯ブラシを見ただけで逃げる」「仕上げ磨きのたびに大泣きで、毎晩ぐったり…」。2歳前後の子が歯磨きを嫌がるのは、多くの家庭で聞かれる悩みですよね。磨かないわけにもいかないし、押さえつけるのも心が痛いし、どうすればいいのか分からなくなってしまいます。

この記事では、2歳ごろの子が歯磨きを嫌がる理由として考えられることと、今日から試せる工夫、どうしても磨けない日の考え方をまとめました。子どもによって合う方法は違うので、「うちの子に合いそうなもの」を1つだけ選ぶつもりで読んでみてくださいね。

なお、歯や口の状態は一人ひとり違います。気になることがあるときは、かかりつけの歯科や自治体の歯科健診で相談してください。

目次

2歳の子が歯磨きを嫌がる理由として考えられること

先にお伝えすると、嫌がるのは「しつけができていないから」とは限りません。1〜3歳ごろは、自分でやりたい気持ちが強くなり、イヤの表現もはっきりしてくる時期と言われています。歯磨きに限らず、着替えやおむつ替えを嫌がるのと同じ流れで起きていることも多いようです。

そのうえで、歯磨きならではの理由として次のようなものが考えられます。

口の中を触られる感覚が苦手

口の中はとても敏感な場所です。大人でも、人に歯を磨かれると落ち着かないですよね。力が少し強かったり、歯ブラシが歯ぐきや上くちびるの裏のすじに当たったりすると、痛みや不快感につながることがあるそうです。

遊びや楽しいことを中断される

夢中で遊んでいるところに「歯磨きするよ」と声がかかると、子どもにとっては「楽しい時間が終わる合図」になってしまいます。歯磨きそのものより、切り替えがつらいのかもしれません。

いつ終わるか分からなくて不安

あお向けにされて、口を開けたまま、終わりが見えない。大人が思うより、子どもには長く感じられる時間です。「あとどれくらいで終わるのか」が分かるだけで、落ち着ける子もいます。

眠い・疲れている

寝る直前は、機嫌がいちばん崩れやすい時間帯です。眠気がピークのときに歯磨きが重なると、どんな工夫も届きにくくなります。

歯ブラシから逃げてソファのかげに隠れる2歳の子どもと困り顔のママ

歯磨きを嫌がる2歳に試したい工夫7つ

ここからは、家庭で取り入れやすい工夫を紹介します。全部やる必要はありません。理由に心当たりがあるものから試してみてください。

1. 力加減と当たる場所を見直す

まず確認したいのが、磨き方です。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握ると、力が入りすぎにくいと言われています。上の前歯を磨くときは、空いているほうの指で上くちびるをそっと持ち上げ、裏側のすじに歯ブラシが当たらないようにする方法がよく紹介されています。

磨き方に自信がないときは、歯科や歯科健診で実際に見てもらうのがいちばん確実です。

2. 「あと何秒」を見える化する

終わりが分かると、がんばれる子は少なくありません。「10数えたらおしまいね」とゆっくり数えたり、歯磨きの歌を1曲歌い終わるまでと決めたりする方法があります。

数字がまだピンとこない年齢なら、残り時間が色や面積で見えるタイマーを使うのも1つの手です。ただし、タイマーに気を取られて口を閉じてしまう子もいるので、合わなければ無理に続けなくて大丈夫です。

3. 子どもに選んでもらう

「磨く?磨かない?」と聞くと「磨かない」が返ってきがちです。「赤い歯ブラシと青い歯ブラシ、どっちにする?」「ママとパパ、どっちに磨いてもらう?」のように、磨く前提で選べる質問に変えると、自分で決めた気持ちになりやすいようです。

4. 先に自分で磨いてもらう

「自分でやりたい」気持ちが強い子には、まず本人に歯ブラシを持たせ、そのあとで「仕上げはママの番ね」と交代する流れが合うことがあります。

このとき、歯ブラシをくわえたまま歩いたり走ったりすると、転んだときに危ないので、必ず座った状態で、大人がそばで見守ってください。のど突きを防ぐ工夫がされた子ども用歯ブラシも販売されています。

5. ごっこ遊びや絵本でイメージをつくる

ぬいぐるみの歯を子どもに磨いてもらったり、歯磨きがテーマの絵本を読んだりすると、「何をされるのか」が分かって安心しやすくなります。パパやママが楽しそうに磨いている姿を見せるのも、まねしたい気持ちにつながります。

ぬいぐるみに歯磨きごっこをする子どもと見守るママ

6. 磨く時間帯と場所を変えてみる

眠くてぐずる子は、寝る直前ではなく、夕食後やお風呂の中など、機嫌のいい時間に移すだけで変わることがあります。洗面所で嫌がるなら、リビングで寝転がって磨くなど、場所を変えるのも試しやすい方法です。

寝る前の流れ全体が長引いている場合は、寝かしつけに時間がかかるときの工夫をまとめた記事も参考にしてみてください。

7. 終わったら具体的にほめる

「お口を大きく開けられたね」「10数えるまでがんばれたね」と、できたことをそのまま言葉にして伝えます。カレンダーにシールを貼るなど、がんばりが目に見える形にするのも続けやすい工夫です。

どうしても磨けない日の考え方

工夫をしても、泣いて暴れて磨けない日はあります。そんな日は、「今日は前歯だけ」「ガーゼでさっとふくだけ」と、できる範囲で切り上げる家庭もあります。1日うまくいかなかったからといって、すぐに自分を責めなくて大丈夫です。

一方で、嫌がる日が長く続くときや、どこまで磨けていればいいのか不安なときは、ひとりで抱えずに歯科で相談してみてください。押さえて磨くかどうかも、家庭によって考え方が分かれるところです。子どもの様子に合った方法を、専門家と一緒に考えてもらえると安心ですよ。

歯みがき剤やフッ素は歯科で確認を

「歯みがき剤はいつから?」「フッ素入りはどのくらいの量を使えばいい?」と迷う方も多いと思います。

使う量や濃度の目安は年齢によって変わり、うがいができるかどうかなど、子どもの状況によっても合うものが違ってきます。この記事では具体的な数値は挙げませんので、かかりつけの歯科や、自治体の歯科健診(1歳6か月児健診・3歳児健診など)で確認してください。健診では、磨き方や歯ブラシの選び方もあわせて聞くことができます。

味やにおいが苦手で歯みがき剤を嫌がっている場合は、そのことも一緒に伝えると、子どもに合わせたアドバイスをもらいやすくなります。

歯科で歯の模型を見せてもらう2歳の子どもとママ

まとめ

2歳の子が歯磨きを嫌がるのは、珍しいことではありません。最後に要点を振り返ります。

  • 嫌がる理由は、口の中の不快感・遊びの中断・終わりが見えない不安・眠気などが考えられる
  • 力加減の見直し、終わりの見える化、選ばせる声かけなど、合いそうな工夫を1つずつ試す
  • 自分で磨くときは、座った状態で大人が見守る
  • 磨けない日は、できる範囲で切り上げてもいい。長く続くときは歯科に相談する
  • 歯みがき剤やフッ素の使い方は、かかりつけの歯科や自治体の歯科健診で確認する

毎日のことだからこそ、親子どちらにとっても負担が少ない形を探していけるといいですね。

「あと何秒」が目で見て分かると、歯磨きだけでなく、お着替えやお片付けの切り替えにも使えます。残り時間が見えるタイプの違いは、子ども向けタイマーの選び方をまとめた記事で紹介しています。

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この記事を書いた人

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