「また体操服を忘れてる…」「連絡帳、今日も出してないの?」。小学生の子どもの忘れ物が多いと、毎朝のようにイライラしてしまいますよね。何度言っても直らないと、「うちの子だけ?」と心配になることもあると思います。
でも実は、小学生、特に低学年のうちは忘れ物が多いのはよくあること。叱るよりも「忘れにくい仕組み」を家庭で一緒に作るほうが、ぐっと減りやすいんです。
この記事では、小学生の忘れ物が多い理由と、今日からできる具体的な対策、親の声かけのコツ、心配なときの相談先までをまとめました。
小学生の忘れ物が多いのは珍しくない
結論からいうと、小学生の忘れ物が多いこと自体は、そこまで珍しいことではありません。
小学校に入ると、教科書・ノート・プリント・体操服・給食袋・図工の道具など、自分で管理する持ち物が一気に増えます。しかも時間割は毎日変わり、「明日は〇〇を持ってくること」という口頭の連絡もあります。大人でも覚えるのが大変な量ですよね。
子どもは「先の予定を考えて準備する力」や「複数のことを同時に覚えておく力」がまだ育っている途中です。忘れ物が多いのは、性格やだらしなさだけの問題ではなく、成長の途中だから、という面も大きいと考えられます。
小学生が忘れ物をしてしまう主な理由
持ち物と予定が多く、頭の中だけでは覚えきれない
いちばん多いのがこのパターンです。先生の「明日は絵の具セットね」という連絡を、帰り道や遊んでいるうちに忘れてしまうのは自然なこと。覚えておくことを「頭」ではなく「紙や場所」に任せる工夫が必要です。
準備のタイミングが決まっていない
「寝る前にやろう」「朝やればいいや」と準備の時間がバラバラだと、つい後回しになりがちです。特に朝は時間に追われるので、確認が抜けやすくなります。
自分で準備した経験が少ない
低学年のうちは、親が準備を手伝っている家庭も多いですよね。それ自体は悪いことではありませんが、「親がやってくれる」状態が続くと、子どもが自分で確認する習慣が育ちにくくなります。

今日からできる忘れ物対策5つ
1. 持ち物チェックリストを作る
まずおすすめなのが、チェックリストです。「毎日持っていくもの(連絡帳・筆箱・ハンカチなど)」と「曜日ごとに持っていくもの(体操服・給食袋・上履きなど)」を分けて書き出し、ランドセル置き場の近くに貼っておきます。
ひらがなが読みにくい低学年なら、イラストや写真を使うと分かりやすくなります。ホワイトボードやマグネットを使って、「入れたら裏返す」形式にするのも楽しく続けやすいですよ。
2. 準備は「前日の夜・決まった時間」に
「お風呂の前に明日の準備」「夕ごはんの後に時間割をそろえる」など、毎日の流れの中に準備の時間を組み込むのがコツです。時間が決まると、子どもも「この時間は準備の時間」と覚えやすくなります。
「準備は10分で終わらせようね」のように時間を区切りたいときは、残り時間が目で見て分かるタイマーを使うのもひとつの方法です。タイマーのタイプと選び方は、子ども用タイマーのおすすめ記事でまとめています。
3. ランドセルと持ち物の「定位置」を決める
ランドセル、体操服袋、給食袋などの置き場所を決めておくと、「どこに置いたっけ?」が減ります。帰宅したら決まった場所にすべて置く、というルールにしておくと、翌朝の準備もスムーズです。
4. プリントは「帰ったらすぐ出す」を習慣に
連絡帳やお便りの出し忘れも、忘れ物の原因になりがちです。玄関やリビングに「プリント入れ」のトレーやかごを置き、帰ってきたらまずそこに出す流れにしておくと、親も予定を把握しやすくなります。
5. 朝は「玄関で最終チェック」
出発前に、玄関で「ハンカチ・ティッシュ・水筒・帽子」など毎日のものを声に出して確認する習慣もおすすめです。玄関のドアに小さなチェック表を貼っておくと、親が毎回言わなくても済むようになります。

親の声かけで意識したいこと
叱るより「一緒に仕組みを考える」
忘れ物をしたとき、つい「何回言ったら分かるの!」と言いたくなりますよね。気持ちはとてもよく分かります。でも、叱られるだけだと子どもは「どうすればいいか」が分からないままです。
「どうしたら次は忘れないかな?」と一緒に考えると、子ども自身が対策を「自分ごと」としてとらえやすくなります。
できた日はしっかり認める
忘れ物がなかった日や、自分で準備できた日は、「今日は自分で全部そろえられたね」と具体的に声をかけてあげましょう。小さな成功体験の積み重ねが、習慣づくりの支えになります。
少しずつ手を離していく
最初は親が一緒にチェックし、慣れてきたら「子どもが準備→親が確認」、最終的には「子どもだけで準備」と、段階的に任せる範囲を広げていくのがおすすめです。ときには小さな忘れ物で困る経験も、学びにつながることがあります(ただし、健康や安全に関わる持ち物は親がフォローしてあげてくださいね)。
忘れ物があまりに多くて心配なときは
いろいろ工夫しても忘れ物がとても多い、忘れ物以外にも「話を最後まで聞くのが難しい」「なくし物がとても多い」など気になることが重なっている場合は、ひとりで抱え込まずに相談してみるのも一つの方法です。
相談先としては、担任の先生、スクールカウンセラー、かかりつけの小児科医、自治体の子育て相談窓口などがあります。忘れ物が多いからといって、すぐに何かの特性や問題があるとは限りません。気になるときは自己判断せず、医師や専門家に相談してみてください。学校での様子を聞くだけでも、家庭での対策のヒントが見つかることがありますよ。

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まとめ
小学生の忘れ物が多いのは、持ち物や予定の多さに対して、準備する力がまだ育っている途中だから、という面が大きいです。親の工夫しだいで、少しずつ減らしていくことができます。
- 小学生、特に低学年の忘れ物は珍しくない
- 覚えることは「頭」ではなく「チェックリスト」や「定位置」に任せる
- 準備は前日の夜、決まった時間に行う
- 叱るより一緒に対策を考え、できた日はしっかり認める
- 心配なときは、担任の先生や医師・専門家に相談する
完璧を目指さず、「先週より少し減ったね」くらいの気持ちで、親子で一緒に取り組んでいきましょう。


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