「子どもがゲームばかりしているから、どうせなら作る側に回ってほしい」「学校でもプログラミングにふれるみたいだけど、家では何をさせたらいいの?」。そんな気持ちから、小学生向けのオンラインプログラミング教室を比較しはじめた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、特定の教室に順位をつけるのではなく、小学生のオンラインプログラミング教室を比較するときの「軸」を整理しました。教材のタイプ、学年ごとの見方、費用の考え方、デメリットまでまとめているので、気になる教室を2〜3つにしぼるときの物差しとして使ってみてください。

小学生のオンラインプログラミング教室は「何で学ぶか」から比較する
最初に決めたいのは、料金でも知名度でもなく「何を使って学ぶか」です。
プログラミングの習い事は、子どもが「これ、やりたい」と思える題材かどうかで続き方が大きく変わりやすいからです。教材は大きく4つのタイプに分けられます。
ブロックを組み合わせるタイプ
命令が書かれたブロックを、パズルのようにつなげて動かす方法です。「ビジュアルプログラミング」と呼ばれ、Scratch(スクラッチ)が代表的な例です。キーボードで文字を打つ場面が少ないので、ローマ字入力に慣れていない低学年でも取り組みやすいのが良いところです。一方で、すでに経験がある高学年の子には、簡単すぎると感じられることもあります。
ゲームの世界を使うタイプ
子どもに人気のゲームの世界の中で、建物を自動で作ったり、キャラクターを動かしたりしながら学ぶ形です。好きなものが入口になるので、最初のやる気は出やすい傾向があります。ただ、「遊ぶ時間」と「学ぶ時間」の区切りがあいまいになりやすい点は、家庭でルールを決めておきたいところです。
ロボットや電子工作を動かすタイプ
自宅に届いたキットを組み立て、プログラムで動かします。手を動かすことが好きな子、画面の中だけでは物足りない子に合いやすい形です。そのぶんキット代がかかることが多く、部品の置き場所や、小さな部品の管理(下にきょうだいがいる場合はとくに)も考えておく必要があります。
文字でコードを書くタイプ
英数字を打ちこんでプログラムを書く、本格的な形です。タイピングと簡単な英単語が必要になるため、はじめての子がここから入ると、つまずきやすいかもしれません。
学年・経験で変わる比較のポイント
同じ小学生でも、1年生と6年生では見るところが違います。
低学年(1〜2年生)
マウス操作や文字入力そのものが、まだむずかしい時期です。タブレットでも受けられるか、1回のレッスンが長すぎないか、親が横につく前提なのかどうかを見てみてください。対象学年は教室によって違うので、公式サイトで確認が必要です。
中学年(3〜4年生)
学校でローマ字を習い、ひとりで進められる範囲が広がってきます。「教わったとおりに作る」だけでなく、自分のアイデアを形にする時間があるかどうかが、比較のポイントになります。
高学年(5〜6年生)
中学生になっても続けられるか、文字で書くプログラミングへ進む道があるかを確認しておくと、途中で教室を変える手間が少なくなります。

料金は「月謝」だけで比べない
費用は、月謝に「はじめるための費用」を足して、1年間の合計で比べるのが安心です。
プログラミング教室は、月謝以外にかかるものが多くなりがちなんです。たとえば次のようなものがあります。
- 入会金、教材費、ロボットなどのキット代
- パソコンやタブレットの購入・買い替え(教室が求める性能を満たしているか)
- マウス、ヘッドセット、Webカメラなどの周辺機器
- ゲームソフトや有料アカウントが必要な場合の費用
- 発表会や検定に参加する場合の費用
とくにパソコンは金額が大きいので、「家にある端末でそのまま受けられるか」「貸し出しがあるか」は、早めに確認しておきたいポイントです。金額や条件は変わることがあるため、必ず各教室の公式サイトで最新の情報を見てくださいね。
レッスン形式とサポートの違い
レッスンの受け方は、先生と1対1で進める形、数人のグループで受ける形、動画を見ながら自分のペースで進める形などがあります。
ここで見ておきたいのは、形式そのものより「わからなくなったときに、どうやって助けてもらえるか」です。プログラミングは、1文字のまちがいや手順のぬけで動かなくなることがよくあります。そこで手が止まったまま時間が過ぎると、子どもは「むずかしい」「つまらない」と感じやすくなります。
- その場で先生に画面を見てもらえるか
- レッスン以外の時間に質問できる方法があるか
- 親あてに、進み具合の報告があるか
主なオンラインプログラミング教室3つを比較(2026年10月時点)
ここからは、実際のオンラインプログラミング教室を3つ取り上げて比べます。学び方(動画で自習・少人数・マンツーマン)が違うと、料金も大きく変わります。
| 教室 | 学び方 | 1回の時間・回数 | 料金(税込) | 入会金 | 無料体験 |
|---|---|---|---|---|---|
| デジタネ | 動画で進める自習が中心。ライブ配信の授業や、先生への質問もできる | 自分のペース | 月々プラン 月4,980円/年間分割プラン 月3,980円/年間一括プラン 初年度39,800円 | 公式サイトで確認 | 14日間 |
| クラスモールキッズ | 少人数のオンライン授業(生徒3名に先生1名) | 1回50分・年間44回 | 基本コース 月16,940円 | 公式サイトで確認 | あり |
| LITALICOワンダー オンライン | マンツーマン | 1回60分・月4回〜 | 月33,000円(月4回の場合)。一部のコースは月38,500円〜 | 16,500円(入塾金) | あり |
※2026年10月2日に各公式サイトで確認した情報です。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込みの前に必ず公式サイトで最新の内容を確かめてください。「公式サイトで確認」と書いた項目は、公式サイトで確かめられなかったものです。
デジタネ
マインクラフト、Roblox(ロブロックス)、Scratch(スクラッチ)などを使った教材を、動画で進めていくサービスです。対象は小学生・中学生。3つの中では料金がいちばん低く、好きな時間に取り組めます。一方で、自分で進める時間が長いので、低学年のうちは保護者が横で見てあげる場面が出てきます。「まずは費用をおさえて、子どもが興味を持つか試したい」という家庭に向いています。
公式サイト: デジタネ
クラスモールキッズ
マインクラフトやロブロックスを使い、生徒3名に先生1名の少人数で学ぶ教室です。対象は年少から高校生まで。パソコン(WindowsかMac)かタブレットが必要で、ロブロックスのコースはパソコンだけの対応です。「先生に見てもらいながら、ほかの子と一緒に学びたい」という子に向いています。決まった時間に受ける形なので、ほかの習い事との調整が必要です。
公式サイト: クラスモールキッズ
LITALICOワンダー オンライン
先生と1対1で進める、マンツーマンの教室です。対象は年長から高校生まで。ゲーム&アプリ、ロボット、マインクラフトなどのコースがあり、追加の教材費はかかりません(オンラインで受けられるコースは公式サイトで確認してください)。子どものペースや興味に合わせてほしい家庭に向いています。3つの中では月額がいちばん高いので、家計とのバランスを先に考えておくと安心です。
公式サイト: LITALICOワンダー オンライン
3つとも無料体験があります。料金だけで決めず、体験で「子どもが自分から続きをやりたがるか」を見てから選ぶのがおすすめです。
オンラインプログラミング教室のデメリット・向かないケース
- 機材の準備と設定が必要: ソフトを入れる、アカウントを作る、通信が切れたら直す、といった作業は、はじめのうち親の役目になりがちです。
- 画面を見る時間が増える: ゲームや動画、タブレット学習と合わせた1日の合計で考える必要があります。目の疲れや姿勢、睡眠への影響が気になるときは、小児科や眼科の医師に相談してください。
- 費用が高くなりやすい: 機材や教材をふくめると、家計への負担は小さくありません。
- 成果が見えにくい: テストの点数のようにはっきり表れるものではありません。「論理的に考える力がつく」と紹介されることもありますが、伸び方は子どもによって違い、習えば必ず身につくとは言い切れません。
次のような場合は、いまは見送る、または通学型や市販の本・無料の教材から試してみるのもひとつの方法です。
- 子ども自身があまり興味を持っていない
- 親が準備や見守りにあてられる時間がほとんどない
- 友だちと同じ場所でわいわい作るほうが楽しめる子
反対に、ものづくりやゲームが好きで「自分でも作ってみたい」と言っている子、近くに教室がない家庭、送迎がむずかしい家庭には、オンラインは合いやすい選択肢です。

体験の前に、親子で決めておきたいこと
多くの教室では体験の機会が用意されていますが、有無や回数、費用は教室によって違います。申しこむ前に、次のことを親子で話しておくと、体験後に比べやすくなります。
- 何を作ってみたいか(ゲーム、アニメーション、ロボットなど)
- 週に何回、どの時間帯なら無理なく続けられるか
- 月にいくらまでなら出せるか(機材代もふくめて)
- レッスンの日のゲームや動画の時間をどうするか
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まとめ
小学生のオンラインプログラミング教室の比較は、料金表を見る前に「何で学ぶか」を決めると、候補がぐっとしぼりやすくなります。
- 教材は、ブロック型・ゲームの世界・ロボット・文字で書く、の4タイプ
- 低学年は操作のしやすさ、中学年は自由に作れる時間、高学年は先の進み方を見る
- 費用は、機材やキットをふくめた1年間の合計で比べる
- つまずいたときの助けてもらい方が、続けやすさを左右する
- 効果には個人差があるので、子どもが楽しんで作れているかを目安にする
ほかの自宅でできる習い事と迷っているなら、小学生向けオンライン英会話の違いを比較した記事も参考にしてみてください。端末を使った学びを勉強にも広げたい場合は、小学生向けタブレット学習の料金や特徴を比較した記事もあわせてどうぞ。


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