「仕事と育児で1日が終わり、部屋は散らかったまま」「週末は掃除と洗濯で終わってしまう」。共働きで子育てをしていると、家事代行が気になりますよね。でも「人に頼むなんてぜいたくかな」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、共働きの子育て家庭が家事代行を比較するときの見方を、サービスの形・頼み方・費用の順に整理しました。向かない家庭や、申込前の確認点もまとめています。
※料金や頼める内容、対応エリアはサービスによって違い、変わることもあります。この記事では具体的な金額には触れず、比べ方の考え方をお伝えします。
家事代行は「ぜいたく」?まず気持ちを整理しよう
家事代行を使うかどうかは、家庭ごとに決めてよいことです。
「自分でやれるのに」と後ろめたく感じるのは、それだけ家のことを大事にしているからだと思います。ただ、家事の時間を、子どもと話す時間や休む時間に回すという考え方もあります。今のやり方で回っているなら、無理に取り入れなくても大丈夫です。

家事代行で頼めること・頼めないこと
家事代行は、ふだん家族がしている家事を代わりにしてもらうサービスです。
頼める内容の例
- 掃除(リビング、水まわり、床など)
- 料理・作り置き
- 洗濯(干す、たたむ、アイロンがけ)
- 片付け・整理
- 買い物
どこまで頼めるかはサービスごとに違います。料理は対応していない、ということもあるので、頼みたい家事が範囲に入っているかを申し込む前に確認しましょう。
ハウスクリーニング・ベビーシッターとの違い
- ハウスクリーニング: 専用の道具や洗剤を使い、エアコンの内部や換気扇など、ふだんの掃除では手が届きにくい場所をきれいにしてもらうサービスです。家事代行は、家にある道具で日常の家事をしてもらう形が多いです
- ベビーシッター: 子どもの世話(保育)をしてもらうサービスです
ここで気をつけたいのが、家事代行には子どもの世話が含まれない場合が多いという点です。「掃除のあいだ子どもを見ていてほしい」という希望は受けてもらえないことがあるので、頼みたいときは事前に問い合わせてください。
家事代行の比較は「派遣型」と「マッチング型」から
家事代行は、仕組みの違いで大きく2つに分けられます。
派遣型(会社がスタッフを派遣する)
会社と契約し、その会社のスタッフに来てもらう形です。スタッフの手配や困ったときの相談を、会社が受けてくれることが多いのが特徴です。
初めてで不安な家庭や、やり取りの手間を減らしたい家庭に合いやすいです。そのぶん、料金は高めになりやすい傾向があります。
マッチング型(利用者と働き手を結びつける)
サイトやアプリの上で、利用者が働き手を自分で選んで依頼する形です。プロフィールを見て選べること、費用をおさえやすいことが魅力です。
一方で、人選びや細かい打ち合わせを自分でする場面が増えます。トラブルが起きたときに、運営会社がどこまで対応してくれるかも確認しておきたいところです。
定期とスポット、どちらで頼む?
頼み方には「定期」と、必要なときだけ頼む「スポット(単発)」があります。
- 定期: 同じスタッフに続けて来てもらえることが多く、毎回の説明が少なくてすみます。1回あたりの料金はスポットより低めに設定されていることが多いです
- スポット: 仕事の繁忙期や、体調をくずしたときなどに使いやすい形です。1回あたりは割高になりやすいです
定期が不安なら、まずスポットやお試しで様子を見る方法もあります。
共働きの子育て家庭ならではの使い方
子どもが家にいる時間帯に頼む場合
立ち会えるので安心感があります。ただ、掃除中の部屋に子どもが入ってしまう、人見知りで落ち着かない、ということもあります。子どもの世話は親がする前提で、別の部屋で過ごすなどの段取りを考えておきましょう。
留守中に頼む場合と鍵の預け方
仕事のあいだに家事が終わっているのは助かりますよね。その場合は鍵の受け渡しが必要です。鍵を預かる仕組みがあるか、どう保管されるか、費用がかかるかは、サービスによって違います。貴重品の置き場所も、先に決めておくと安心です。
料理の作り置き
数日分のおかずをまとめて作ってもらえると、平日の夕方に余裕が生まれます。食材は誰が用意するのか、子どもが食べやすい味つけにできるかを確認しておきましょう。食物アレルギーがある場合は、事前に伝えて対応できるかを確認し、不安な点はかかりつけの医師にも相談してください。

産前産後
体を休めたい時期に家事を任せる使い方です。住んでいる自治体に、家事や育児の支援制度がないか確かめる方法もあります。窓口や公式サイトで確認してみてください。
費用は「1時間あたり」ではなく総額で比べる
1時間あたりの金額だけで比べると、思ったより高くなることがあります。次の項目を足した、1か月の総額で考えるのがおすすめです。
- 1時間あたりの料金(定期かスポットかで変わることが多い)
- 1回の最低利用時間
- スタッフの交通費
- 指名料(同じ人にお願いしたいとき)
- 鍵の預かり、早朝・夜間・土日の追加料金
- 入会金や年会費などの有無
「月に何回、何時間お願いするか」を先に決めてから見積もると、比べやすくなります。
主な家事代行サービス3つを比較(2026年10月時点)
ここからは、実際の家事代行サービスを3つ取り上げて比べます。派遣型とマッチング型では、料金の決まり方や契約の相手が違います。
| サービス | サービスの形 | 料金(公式サイトの案内) | 1回の時間 | 頼める主な内容 | 対応エリア |
|---|---|---|---|---|---|
| CaSy(カジー) | 派遣型(契約の相手はCaSy) | 1時間2,790円(税込)から。交通費は別。2026年12月1日から料金改定の予定 | 公式サイトで確認 | 掃除、料理・作り置き、整理収納、ハウスクリーニング | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知など13都府県(一部は対象外) |
| ベアーズ | 派遣型(自社のスタッフを派遣) | プランによって違う。例: 定期のデラックスプランは1時間4,840円(税込)、ベアーズパック(ライトB)は1時間3,245円(税込) | 定期は2時間以上、スポットは3時間から | 掃除、料理、買い物、洗濯、アイロンがけなど家事全般 | 公式サイトで確認 |
| タスカジ | マッチング型(働き手との個人間の契約) | 1時間1,500円から。交通費は別。税込かどうかは公式サイトで確認 | 1回3時間(延長できる) | 掃除、料理の作り置き、整理収納、洗濯、買い物 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・福岡 |
※2026年10月4日に各公式サイトで確認した情報です。料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込みの前に必ず公式サイトで最新の内容を確かめてください。「公式サイトで確認」と書いた項目は、公式サイトで確かめられなかったものです。
CaSy(カジー)
Webから予約できる家事代行サービスです。公式サイトでは「マッチングだけのプラットフォームではない」と説明されていて、契約は利用者とCaSyの間で結びます。掃除のほか、料理の作り置きや整理収納も頼めます。損害保険に加入していることも書かれています。料金は2026年12月1日から変わる予定と案内されているので、申し込みの時点の金額を確かめてください。最低の利用時間、スタッフの指名、鍵の預かりについては、公式サイトで確認してください。
公式サイト: CaSy(カジー)
ベアーズ
自社で教育したスタッフを派遣する、派遣型のサービスです。掃除、料理、買い物、洗濯、アイロンがけなど、家事全般を頼めます。料金はプランによって違い、定期のプランは2時間以上、スポットは3時間からの利用です。最寄り駅から離れている場合は、交通費が加算されることがあります。3つの中では1時間あたりの料金が高めですが、「要望を会社に伝えて、合うスタッフを決めてほしい」という家庭に向いています。留守中の利用もできると案内されています。対応エリアと、鍵の預かりの条件は公式サイトで確認してください。
公式サイト: ベアーズ
タスカジ
家事を頼みたい人と、働き手(タスカジさん)を結びつける、マッチング型のサービスです。契約は、利用者と働き手の個人どうしで結びます。1回の利用は3時間で、料金は1時間1,500円からと案内されています。対物1,000万円・対人1億円の損害賠償保険があります。3つの中では料金をおさえやすく、作り置きが得意な人など、自分で働き手を選びたい家庭に向いています。一方で、働き手を選んだり、やり取りをしたりする手間は自分にかかります。
公式サイト: タスカジ
料金は、交通費や利用する時間によって総額が変わります。気になるサービスは、わが家の使い方(週に何回、何時間頼むか)で1か月の合計を計算して比べてみてください。対応エリアは市区町村によって対象外のことがあるので、申し込みの前に住所で確かめると安心です。
家事代行を選ぶときのチェックポイント
気になるサービスが見つかったら、次の点を公式サイトで見比べてみてください。
- 対応エリア: 自宅が範囲に入っているか
- 頼みたい家事への対応: 料理や買い物など、希望の内容が頼めるか
- 困ったときの相談先: 会社の窓口があるか、働き手と直接やり取りするのか
- 利用できる曜日と時間帯: 保育園の送迎や在宅勤務の予定と合うか
- お試しの有無: 短い時間や1回だけ試せるか
家事代行のデメリットと向かない家庭
- 費用の負担が大きいと感じる家庭: 続けて使うと毎月の出費になります。家計に無理が出るなら、回数を減らす、忙しい月だけにするなどの調整が必要です
- 他人が家に入ることに抵抗がある家庭: 気が進まない家族がいる場合は、先に話し合っておきたいところです
- 事前の準備が負担になる家庭: 床の物を片付ける、やってほしいことを伝えるなど、頼む側の手間もあります
- 対応エリアの外に住んでいる家庭: 地域によっては、選べるサービスが少ないことがあります
また、スタッフとの相性が合わないこともあります。最初の何回かは「わが家のやり方」を具体的に伝えるつもりでいると、行き違いが減りやすいです。
トラブルを避けるために確認したい3つのこと
申し込む前に、利用規約で次の点を確かめておくと安心です。
- 物が壊れた・なくなった場合の補償: 保険に入っているか、どんな場合が対象になるか、連絡の期限はあるか
- キャンセルの決まり: 子どもの急な発熱にそなえて、いつまでなら無料で変更できるか、キャンセル料がかかるかを見ておきましょう
- スタッフの交代: 相性が合わないときに、交代をお願いできるか。費用がかかるか
内容はサービスごとに違います。分からない点は、申し込む前に問い合わせてみてください。

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まとめ
共働きの子育て家庭が家事代行を比較するときのポイントを振り返ります。
- 頼める家事の範囲はサービスごとに違う。子どもの世話は含まれない場合が多い
- 派遣型は手配や相談を会社に任せやすく、マッチング型は自分で選べて費用をおさえやすい
- 費用は交通費や指名料、最低利用時間もふくめた総額で見る
- 補償、キャンセル、スタッフの交代は、申し込む前に規約で確認する
まずは「一番手放したい家事はどれか」を家族で話してみて、合いそうならお試しから始めてみてはいかがでしょうか。
毎日の買い物や献立の負担を減らしたい方は、子育て世帯の食材宅配をタイプ別に比較した記事も参考にしてみてください。


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